2023年8月からリニューアル工事のために一時閉館していた青梅鉄道公園が、2026年3月21日(土)にリニューアルオープンする。今回のリニューアルでは老朽化した設備の更新に加え、新たな展示車両が登場する。

クハ201-1は青梅鉄道公園への搬入に向け、外板の再塗装やスカートの撤去などが行なわれた
(画像はプレスリリースより)
新たに展示に加わる車両は、201系・ED60・115系の3形式。201系は豊田車両センターに保存されていたクハ201-1で、同車は2025年7月に大宮車両センターに回送されて再塗装などの修繕が行なわれていた。青梅鉄道公園での公開にあたって、車両前面には中央線で活躍した201系のトレードマークともいえる種別表示器が取り付けられる予定だ。

ED60 1は長野総合車両センターの屋外で保管されていた。再塗装されて美しい姿を取り戻している
(画像はプレスリリースより)
公園の入口近くにはED60が配置される。この形式は国鉄が製造した直流新性能電気機関車のトップバッターともいえるもので、幹線用の大型電機が入線できない線区にも投入されて幅広い活躍をみせた。このたび入線するのは長野総合車両センターに保管されていた1号機で、同機は中央線でデビューしたという経緯がある。

同じく長野総合車両センターの屋外で保管されていた115系。中央線では「山スカ」で親しまれた横須賀色を纏っている
(画像はプレスリリースより)
リニューアルにあたって新登場する3つ目の車両は115系。ED60と同じく長野総合車両センターで保管されていたクモハ115-1030が入線する。高崎地区で運用されていた車両で、JR東日本に車籍を残す最後の115系として知られていた。高崎では湘南色を纏って活躍していた車両だが、入線にあたって中央線の「山スカ」でお馴染み横須賀色にお色直しされることとなっている。
青梅鉄道公園では今回のリニューアルに伴い、全ての展示車両に屋根を設置して長期的な保存に向けた態勢を整えたほか、中央線・青梅線をはじめとする鉄道の歴史を学べる新記念館を建設。JR東日本社員・グループ社員の手によって新たに生まれ変わった。2026年3月のリニューアルオープンが楽しみな内容となっている。

(画像はプレスリリースより)
■営業概要
開 園 日 :2026年3月21日(土)
営業時間:10:00~16:00
定 休 日 :毎週火曜日
入 園 料 :大人500円、小学生200円、3歳以上未就学児100円



