大井川鐵道では、JR西日本で運行されていた12系客車を譲受し、今後動態車両として活用していくこととしている。

12系客車の外観(画像提供:大井川鐵道)
12系客車は、1969~1978年に製造された急行型客車。大阪万博に向けた大量輸送に備えるべく製造された。当時最新だった20系客車よりも少し明るい「青色20号」 のカラーリングは、後に登場する24系客車などにも採用され、以降のブルートレインを代表する色となった。SLを使用した夜行列車の運転など魅力的な企画を打ち出している大井川鐵道に活躍の場が移るということで、これからの利活用に期待が高まる。
■譲受車両
12系客車 5両
スハフ12 129、オハ12 346、オハ12 345、オハ12 341、スハフ12 155
■譲受日
2025(令和7)年7月18日(金)
■略歴
1978年(昭和53年)新製、国鉄宮原客車区(現在のJR西日本網干総合車両所宮原支所)に配置。以後、臨時・団体列車や、「SL北びわこ号」(2019年まで運行)の客車として活躍。



