レポート:RMライブラリー編集部
1999年に刊行開始して以来、地方私鉄や特定の鉄道車両などをテーマに、鉄道趣味界ではスポットがあたりづらく、ともすれば歴史に埋もれてしまう事柄を、その道を探求してきた著者にまとめていただく…そんなコンセプトであるRMライブラリーがこのたび300巻という区切りを迎えました。
それを記念して、趣味本の殿堂、東京・神保町の書泉グランデにて6月22日(日曜日)に、300巻『国鉄の荷物列車』の記念巻を執筆された和田 洋さんに国鉄の荷物列車についてお話をいただきました。会場には遠方からも熱心な読者が集まり、趣味者にとっては謎の多い荷物列車にまつわる話が披露され、約2時間に亘る時間もあっという間に過ぎ、ファンにとって充実した一時となりました。

▲書泉グランデ7階に用意された会場では事前予約制で50席用意された席は満員となった。

▲編集担当の弊社水野宏史を中央に、右が著者の和田 洋氏。

▲著者の和田 洋氏。鉄道友の会客車・気動車部会に所属し長年、国鉄客車の研究を行う。RM ライブラリーシリーズでは、今回の『国鉄の荷物列車』以外に、『現金輸送車物語』『特ロのすべて』『並ロのすべて』『国鉄救援車図鑑』『国鉄の配給客車』『スハ44 系客車の履歴書』を執筆。

▲RM ライブラリー担当編集者水野宏史。2019年より現職。

▲司会・進行を担当した町田彩香さん。栃木県小山市出身、舞台俳優を行ないながら小山市のコミュニティFM「おーラジ」でパーソナリティを務める。 また、ネコ・パブリッシングのポッドキャスト『RMライブラらじお』のパーソナリティを担当。

▲トークショーの最後には、来場者からの質問の時間も用意され、有意義な意見交換が交わされた。

▲イベント終わりには和田 洋氏によるサイン会も行なわれ、多くの来場者が記念のサインを受け取った。

▲会場の物販コーナーでは和田 洋氏の全著書を(重版分含)用意。来場者も買い逃し作を購入するなどしていた。

■RMライブラリー第300巻『国鉄の荷物列車』
■著者:和田 洋(わだ ひろし)
■B5判/96ページ
■定価:2,200円(本体2,000円+税)
■好評発売中



