東急電鉄は、同社の目黒線、東横線、田園都市線で運行している「3000系」と「5050系(8両編成)」、「5000系」は、導入から約20年が経過していることから、エクステリア・インテリアデザインを一新するリニューアルを行なうと発表した。
目黒線3000系は2025年秋頃、東横線5050系8両編成は2025年冬頃、田園都市線5000系は2026年春頃から順次営業運転を開始する予定としている。

目黒線3000系エクステリアデザイン(イメージ) 東急電鉄プレスリリースより

東横線5050系(8両編成)エクステリアデザイン(イメージ) 東急電鉄プレスリリースより
エクステリアデザインは、従業員を対象に社内公募し、応募があった86件(内訳 目黒線3000系:41件・田園都市線5000系45件)の中から選び、東急2020系シリーズの車両デザインを手がけた株式会社丹青社によるデザイン監修を経て決定したもの。

インテリアデザイン(イメージ) 東急電鉄プレスリリースより
新しいエクステリアデザインは、2020系シリーズと同様、コンセプトカラーである「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化する色)を基調としている。車両の正面は、全体的に丸みを帯びた印象へ。「車両が微笑んでいるようなイメージで、柔らかく親しみやすい雰囲気」としている。また、前面下部や側面には、路線カラーをイメージしたグラデーションのラインを取り入れることで、お客さまとの調和や、多様性、新しさ、美しさを表現しているとのことだ。
インテリアデザインは、「東急線沿線の風景をイメージした落ち着きのある色合い」に変更され、親しみやすさと心地良さを演出。また、車内にはフリースペースを増設し、バリアフリーにも対応する模様だ。詳細は下記の通り。
■対象車両数
468両(54編成)
●内訳
目黒線3000系:104両(8両×13編成)
東横線5050系(8両編成):184両(8両×23編成)
田園都市線5000系:180両(10両×18編成)
※一部の車両(すでに2020系シリーズに準じたインテリアデザインを採用している車両)は車外リニューアルのみ実施。
■車外
エクステリアデザインの一新
■車内(一部車両を除く)
インテリアデザイン(壁・床・座席)の一新
フリースペースの増設




