南海電鉄は2月19日、連携協定を締結している台湾の「桃園メトロ」(注1)との共同の取組みとして、コラボラッピングトレインを運行することを発表した。
南海電鉄では、2025年2月25日(火)から「桃園メトロラッピングトレイン」(8300系車両4両)を、桃園メトロでは2025年3月3日から「南海電鉄ラッピングトレイン」を運行する。沿線観光スポットをあしらったラッピングデザインは、それぞれの鉄道会社が担当した。大阪・関西万博を機に、両社においてラッピングトレインを運行し、国際観光地としての発展と地域活性化に貢献することが狙いだ。
なお、南海電鉄と桃園メトロは、桃園國際機場股份有限公司(桃園国際空港)、関西エアポート株式会社と4社で2017年に連携協定を締結し、交流人口の拡大や沿線エリアの認知度向上を目指している。詳細は以下の通り。
注1:正式名称「桃園大衆捷運股份有限公司」
▲「桃園メトロラッピングトレイン」のイメージ
▲「南海電鉄ラッピングトレイン」のイメージ(上2点は南海電鉄ホームページより)
■南海電鉄の運行する「桃園メトロラッピングトレイン」
●名称
桃園メトロラッピングトレイン
●運行期間
2025年2月25日(火)~当面の間
●運行区間
なんば~和歌山港・関西空港
●対象車両
8300系4両1編成 (車両番号8308-8608-8658-8408)
●ラッピング内容
桃園メトロの沿線観光スポット「大渓老街、中壢夜市、拉拉山森林遊楽区」などをデザイン
※各車両の海側と山側にそれぞれ異なるデザインが施される。
▲「桃園メトロラッピングトレイン」の詳細イメージ
■桃園メトロの運行する「南海電鉄ラッピングトレイン」
●名称
南海電鉄ラッピングトレイン
●運行期間
2025年3月3日~当面の間
●運行区間
台北駅~老街溪
●対象車両
1000系(普通車)4両1編成
●ラッピング内容
南海電鉄の沿線観光スポット「通天閣、世界遺産・高野山」などをデザイン
※各車両それぞれ異なるデザインが施される。
▲「南海電鉄ラッピングトレイン」(上2点は南海電鉄公式プレスリリーフPDFより)
▲ラッピングが施される南海8300系
‘19.11.22 南海電気鉄道高野線 天下茶屋 P:松田重彦
(鉄道投稿情報局より)