JR東海は、駅周辺店舗の品揃えの充実、飲食の車内への持ち込みの増加、静粛な車内環境を求める意見、また将来にわたる労働力不足への対応等をふまえ、「のぞみ号」「ひかり号」の全号車で実施している車内ワゴン販売を終了し、新しい形態のサービスを導入すると発表した。
グリーン車や11号車多目的室にて、乗客の困りごとや尋ねごとに、より応えられるようにするため、モバイル端末の普及等に伴う新しい取り組みを開始する。これに伴い10月31日(火)にて普通車の車内販売は取りやめとなるが、ホーム上等の自動販売機を拡充するなど、駅における飲食の提供を強化する。
‘22.11.16 東海道新幹線 掛川~静岡 P:大谷真弘(鉄道投稿情報局より)
■新しい車内サービスの概要
●グリーン車利用の方のサービス内容
・東海道新幹線サポートコールサービス
尋ねごとや困りごとが発生した際に、これまでの巡回中の乗務員への声掛けに加えて、グリーン車の各座席に設置されたQRコードにて、自身のモバイル端末から乗務員を呼び出しできるようになる。
(プレスリリースより)
・東海道新幹線モバイルオーダーサービス
グリーン車の各座席に設置されたQRコードにて、自身のモバイル端末から食事や飲み物を注文することで、パーサーが席までお届けする。(こだま号除く)
(プレスリリースより)
●グリーン車、普通車利用の方のサービス内容
・東海道新幹線多目的室案内サービス
授乳等に利用できるスペース(11号車「多目的室」)の扉に貼付したQRコードにより、自身のモバイル端末から乗務員を呼び出しすることで、当スペースをよりタイムリーに利用できるようになる。
(プレスリリースより)
●東海道新幹線におけるのぞみ停車駅のホーム上等の自動販売機の拡充
車内ワゴン販売でニーズの高いドリップコーヒーやアイスクリーム等、自動販売機のラインナップを増やし、ホーム上等に順次拡充することで、乗車前に購入しやすくなる。
※11月1日(水)までに東海道新幹線におけるのぞみ停車駅のホーム等に設置する。その他の駅についても拡大することを検討する。
■実施時期
2023年11月1日(水)~
※ 東海道新幹線の車内ワゴン販売は10月31日(火)をもって終了する。