▲エクステリアは「アルプスを翔ける爽風」をテーマに、アルプスのやまなみを颯爽と駆け抜けていく様を表現したデザインとする。また、前面展望は両先頭車に確保する予定。（画像はJR東海プレスリリースより）
2023年7月20日にJR東海は、現在特急「しなの」に現在使用している383系の置き換えを見据えた新型特急車両「385系」量産先行車の新製を決定した。385系は、カーブを高速で通過できる383系の速達性を維持しつつ、新たに次世代振子制御技術を導入することで、乗り心地をさらに向上させるとともに、安全性も向上させるとした。なおJR東海では現在、次世代振子制御技術の開発を進めており、2026年度からは385系量産先行車による次世代振子制御技術等を確認するための走行試験を実施予定とした。また、中央本線を走行する315系と車体長・ドア位置を統一し、開口幅の狭いホーム可動柵を採用できるようにする。
今後の計画では量産先行車として1編成（8両）を新製するとし、2026年度の量産先行車完成後、走行試験を約1年間実施し、次世代振子制御技術等の確認を行なう。なお、量産車は、2029年度頃を目標に投入する方向で検討中とのこと。
▲現在特急「しなの」で活躍する383系。P：RM
