text & photo:鉄道ホビダス
取材日:’23.5.27
来る2023年6月2日、京浜東北線北浦和駅から徒歩8分の場所に「しろくまサンの小児科アレルギー科」が開業します。
▲バス通り沿いの医療ビルの2階に、今回新規開業となった「しろくまサンの小児科アレルギー科」。
白尾謙一郎院長は実は大のレイル・ファン、鉄道模型ファンで、今回の開業にあたり、夢であった自分の趣味の世界を院内に展開し、患者であるお子様やご家族に楽しんでもらうようにしたそうです。
▲待合室の天井部分に、16番鉄道模型のレールが敷かれています…!
目玉はなんといっても待合室から通路にかけて、天井近くにL字型に敷かれた16番鉄道模型…! 本当は院長の趣味としてはNゲージの方がメインだそうですが、大きさからくる迫力や走行の安定性を考慮して16番を採用。とはいえ実は何本かはしっかり所有していたのでちょうど良く、今回のレイアウト完成で「初めて走っているところを見た…!」と別の意味で感激しておられました。
レイアウトの製作はプロ工房の「工房なかろく」が担当。前例のないオール透明アクリルへのレール敷設は、釘を使うわけにもいかず、全部M1.4のねじ留め(しかも手回し!)で、約2,000本で固定してあるそうです。
▲EH500の貨物列車は内線のオーバルエンドレスを走行。そしてVSEとドクターイエロ―は複線行き違いの自動運転で行ったり来たりします。のべつまくなしに走るのではなく、5分ごとに数周または数往復…という周期でプログラミングされています。
▲ヤードに集う車両たち(この角度では通常は見ることが出来ません)。
▲もう一つ、自動運転のNゲージレイアウトもエントランスに展示されています。これは今回新規に製作したのではなく、以前から所有していたプロ製作の逸品。
▲レントゲン室の扉にドクターイエローを思わせる色と模様が…⁉
▲それどころか「こまち」「かがやき」…⁉
▲「はやぶさ」も…! これらの部屋は、感染症の疑いがある患者さんのための個室待合室だそうです。
▲2枚のPOPな壁画が、患者さんの気持ちを明るくしてくれるでしょう。そう、白衣のしろくまサンは、白尾院長をモデルとしたキャラクターです!
▲左が白尾院長、右は壁画イラスト作者の徳 治昭さん。
▲白尾院長が大のファンだというご縁で、内覧会にはスーパーベルズの野月さんも駆けつけてくれました!
実は白尾院長は鉄おも!誌の大ファンということで(ありがとうございます!)、近在にお住まいの読者のお子様、もし病院に掛かる必要があったらこちらを検討してはいかがでしょうか。