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特集・コラム

斬新な眺めだ…! 相鉄・東急新横浜線開業でこんなシーンが展開されています

2023.03.20

text:RM photo:伊藤岳志
取材日:’23.3.18・19

 2023年3月18日、長年工事がつづいていた相鉄・東急新横浜線が開業し、今まで以上に大規模な相互直通乗り入れが開始されました。新駅の情景はもちろんのこと、見慣れない場所に見慣れない電車がいるとか、行き先表示もびっくりするような表示が出ているとか、しばらくはそういう斬新な眺めが利用者の話題となることでしょう。

 ここでは開業当日・翌日の沿線各所でのスナップから、見どころを選りすぐってご覧に入れましょう。

■早朝の海老名駅
 相鉄本線の終点である海老名駅。従来のJR直通列車に加え、東急新横浜線に直通する東急の電車も乗り入れるようになりました。

1番線に入線している東急5050系・小川町行きが、新横浜線へ直通する1番列車となります。本来は、この海老名から発車する電車は東急の目黒線の方へ直通しますが、一部の電車がこのように東横線(→東京メトロ副都心線→東武東上線)に乗り入れます。

早朝にも関わらず、かなり多くの方が来駅していました。

↓このほかにもオフショット多数!↓

要の新横浜駅にて
 相鉄新横浜線と東急新横浜線の接点である新横浜駅。コンコースや駅ビル外壁には垂れ幕が掲げられ、歓迎ムードが一杯でした。

コンコースに掲げられた垂れ幕。開業記念イベントも催されました。

開業当日はあいにくの空模様でしたが、翌19日は快晴。駅ビルに記念の垂れ幕が。

新横浜駅のホームは2面3線で、当駅折り返しの電車は基本的に中線となる2・3番線(写真中央)に入線します。

早朝時間帯の新横浜駅の改札・発車案内。

新横浜駅のホーム端からはちょっと幻想的なトンネルの情景を見ることができます。

羽沢横浜国大駅にて
 2019年に開業した羽沢横浜国大では、JR直通と東急直通の2ルートが選べることになりました。

JR線から乗り入れの相鉄12000系海老名行き。

東急東横線から乗り入れの5050系湘南台行き。

右手の看板に注目。「各停」の色は乗り入れ先方向を示しており、青字=東急目黒線方面、赤字=東急東横線方面、緑字=JR線方面となります。

二俣川駅にて
 相鉄本線といずみ野線との分岐駅である二俣川駅。

右手の東急5050系が、いずみ野線から来て、東急東横線(→東京メトロ副都心線→東武東上線)へ乗り入れる川越市行。左手のJR・E233系が、相鉄本線から来て、JR線(埼京線→川越線)へ乗り入れる川越行。似た行先なので注意が必要。

「相鉄・東急新横浜線開業記念号」の20000系20101編成は10連。写真はいずみ野線から入線してきたところ。

新綱島駅にて
 東急東横線日吉~新横浜間が東急新横浜線で、その中間に新綱島駅ができました。

当駅は1面2線式のホームを持ちます。

日吉駅にて
 従来、目黒線系統の終点となっていた日吉駅では、変わらず当駅折り返し列車も多数設定されています。

写真左の東急5080系が、目黒線から新横浜線へ入線するところ。右の東急3000系は当駅折り返しで引き上げ線に停まっているところ。

相鉄本線・横浜駅にて
 西谷から分岐する相鉄新横浜線が、従来のJR直通に加えて東急線直通も増えて太くなった分、従来の大ターミナルであった相鉄本線の横浜駅のシーンも若干変わりました。

運行距離相殺のためと思われますが、東急車を使用した相鉄線内運用も見られます。写真は3000系8両編成。

 当日観察した限りでは、相鉄線内にまで乗り入れる社外車は東急車のみのようです。また新横浜まで乗り入れるのも、都営車(目黒線用)、東京メトロ車(南北線用)、埼玉高速車となっており、東京メトロ車(副都心線用)や東武車は乗り入れの設定がないようです(西武車は元々直通するダイヤ自体がありません)。

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