JR東日本東北本部は、福島県産のフルーツなどを使用したオリジナルスイーツが楽しめる列車として親しまれている「フルーティアふくしま」について、車両老朽化のため2023年12月をもって運行を終了すると発表した。運行終了までの間、様々な企画・イベントを実施していくという。
‘17.12.3 東北本線 南仙台~名取 P:片平宏之
(鉄道投稿情報局より)
■ 「フルーティアふくしま」について
りんご、梨、桃、ぶどうなど様々なフルーツに恵まれたフルーツ王国の福島県。それらの福島県産のフルーツなどを使用したオリジナルスイーツや、ドリンク類を味わいながら、優雅な空間にて流れゆく車窓や会話など、くつろぎの空間が楽しめる、「走るカフェ」がコンセプトの列車。
〇2015年
4月 福島デスティネーションキャンペーンに合わせてデビュー「のってたのしい列車」として、郡山―会津若松駅間を土休日中心に1日2往復で4月25日より運行開始
12月 冬季パターンとして、東北本線の郡山―福島駅間を運行開始
〇2016年
4月 デビュー1周年記念特別企画として「カクテルバートレイン」を郡山―会津若松駅間を運行
11月 びゅう旅行商品「『フルーティアふくしま』で行くスイーツ満喫喜多方への旅」として、初めて喜多方へ乗り入れ
12月 冬季パターンとして、東北本線の郡山―仙台間を運行開始 初めて仙台へ乗り入れ
〇2019年
4月定期運行区間を喜多方まで延長し、1日1往復で運行開始
〇2023年
1月 5万人ありがとうキャンペーンを実施(予定)
12月 運行終了(予定)
■運転日・区間・時刻
現在、土休日を中心に、4月~11月は磐越西線の郡山~喜多方間、12月~3月は東北本線の郡山~仙台間を運行している。
(プレスリリースより)
※2023年3月以降の運転計画は決まり次第別途告知される。
■利用方法
利用には「のってたのしい列車予約サイト」から購入する。
※申込みは乗車日の3日前まで。
■企画・イベント等
運行終了に向けて、限定グッズの販売やイベント等も計画している。
■その他
「フルーティアふくしま」は2022年12月に乗車50,000名を達成する予定となっている。これを記念して、2023年1~3月までの間を運転日とする「フルーティアふくしま」の旅行商品を購入された方へ特製クッキーをプレゼントする「5万人ありがとうキャンペーン」を実施する。
(プレスリリースより)
【編集部追記】「フルーティアふくしま」は、JR線の通常の狭軌線区向けとして製造された719系0番代の改造車。既に一般営業用0番代は全廃されている。奥羽本線用標準軌の5000番代は大きな改造を受けることなく、全車健在だ。