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2023年度より実証実験も! JR東日本がホームでの乗客接近を検知するシステムを開発中

2022.11.10

 JR 東日本研究開発センターの先端鉄道システム開発センターでは、車両側面に設置したカメラの画像から乗客が車両に接近し、接触する可能性を検知するシステムを開発している。 これまでは人物を検知する技術の開発を行ってきたが、2023 年度からは、開発した装置を営業列車へ搭載し、実証試験として検知状態の確認を行う。詳細は以下の通り。

■開発内容の概要
 ワンマン運転の際に、乗務員が乗客の乗降状態を確認する手段として、車両の側面に設置したカメラの画像を運転席で表示する車載ホームモニタシステムを開発し、営業列車で使用している。今回、ホーム上の乗客が多いシーン等において、より安全性を高めることを目的として、カメラの画像から乗客が列車に接近した状態を検知して乗務員に通知する技術を開発した。


(プレスリリースより)

■開発したシステムの特徴
 車両側面のカメラで撮影した画像から、画像認識技術を用いて検知対象エリア内にいる人物を検知した場合、乗務員に通知する。車両側面のカメラ画像を用いて乗客の車両への接近を検知する時、カメラから離れた人物は小さく撮影されることから検知が難しくなる。そこで、車両側面の前後に設置された2つのカメラ画像を統合して判定することにより、検知率が低下しない技術を開発した。


(プレスリリースより)

■今後の予定
 開発した検知装置を2023年度に相模線の1編成に搭載し、実用化に向けて実際の営業列車での様々な時間帯や天候等の条件下における検知状態を検証していく。


(プレスリリースより)

詳しくはこちら
JR東日本ウェブサイト

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