シリーズ第三弾:「日高本線の思い出」編
【シリーズも後半戦突入!第三弾のお時間です!】
P:浅水浩二
新入社員Kです。第二弾もたくさんの方にご覧いただきとても嬉しく思っております。
みなさま、ありがとうございます。
第一弾、第二弾がまだの方はぜひ!
さて、全4回の「ブックジオラマ」シリーズ第三弾をお届けします。
「ブックジオラマ」とは…?
100円均一ショップで手に入れられるこちらの小物入れの中に、「思い出」をテーマとした
ジオラマを作り、一冊のアルバムを作るというもの。
これまでの作品で北海道の礼受駅や、寝台列車の北斗星を再現しました。
第一弾、第二弾に引き続き、RMモデルズ編集部のYさんの作品を、当時の思い出とともにご紹介します。
【日高本線の思い出】
こちらは災害が原因の不通や、利用者減などの理由で大部分が廃止となってしまった、北海道を走る日高本線を再現した作品です。
日高本線沿線は競走馬の産地でもあり、廃止区間には牧場が広がっているエリアも存在しました。
車窓から見た、馬たちが佇む姿がなんとも印象的で、作例はその中を走るシーンをモデルに制作しました。
この作例は比較的容易に制作が可能で、牧場部分はジオコレの「ジオラマ素材 草地」を貼り、線路周辺の柵はジオコレの「情景コレクション 情景小物 柵2」を固定したのみ。
牧草地を歩く馬もジオコレの「情景コレクション ザ・動物 馬」を使用。馬たちをうまく配置することで、雄大な自然の中に佇む”あの日”の日高本線を眺めることができます。
▲日高本線の周りに佇む馬たち。
▲地面の草地と柵、馬は一体一体動きがあってかわいらしいジオコレ製品を使用。
▲このように、撮影した車両の写真を貼るのも楽しい。
【日高本線に乗車した時の思い出】
日高本線に乗車したのは、学生時代の北海道旅行。襟裳岬を目指して旅をしていました。
北海道の大半のエリアをこの時に訪れましたが、どの日程で訪れたのかは忘れてしまいました。
146.5㎞ものとにかく長い道のりを往復したことは20年近く経った今でも忘れられない経験となっています。
振り返ってみると当時はデジカメがまだあまり普及しておらず、メモリ容量の節約のために、思ったより撮影していた写真が少なかったですが、そのことさえも今では良い思い出です。
もっと前の世代なら、廃止になった広尾線で帯広に抜けるルートもあったようで、そのルートで帯広を目指すのも面白かっただろうなと思います。
長い道のりを経てたどり着いた襟裳岬の景色はとても雄大で、圧倒されたことを覚えています。
ここまで長い道のりでしたが、その疲れを吹き飛ばすほどの素晴らしい景色でした。
▲この日は風がとても強く、波が高かった。
▲長い旅路の疲れを癒す景色。
そんな学生時代の旅行の思い出を詰め込んだこちらの作品ですが、作品のモチーフに選んだ区間が含まれる鵡川〜様似間は、2021年に廃止となってしまいました。路線の廃止はファンにとってこれ以上なく残念なことですが、今はなき思い出も詰め込める「ブックジオラマ」の良さを生かせた作例といえるかもしれません。
前述したとおり、こちらの作品はジオコレを活用することで、比較的容易に作れますので、ジオラマ初挑戦のかたにもオススメです。
本棚に三冊目の「ブックジオラマ」が並びました。
作品は本棚に入れて場所を取らずに保管することができるので、ぜひみなさんも
「思い出の本棚」をつくってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ついに次回で最終回となりました。9月30日に配信予定の次回は、新入社員Kが初めて制作したジオラマの紹介を予定しております。
みなさま、ぜひ最後までお付き合いください。
【第四弾はコチラ】「1年記念日」思い出のアルバムを作る!