JR九州では、西九州新幹線 武雄温泉駅~長崎駅間(営業キロ 69.6km)が2022年9月23日(金)に開業するのに合わせて、ダイヤ改正を行う。本記事では、西九州新幹線のダイヤと、接続する在来線特急についてお伝えしよう。
P提供:九州旅客鉄道
西九州新幹線 長崎 P:RM
■西九州新幹線の運行体系について
武雄温泉~長崎間は44本、新大村~長崎間は3本、合計47本の新幹線「かもめ」を運転する。
博多~長崎間を運行している在来線特急「かもめ」は、西九州新幹線開業にあわせて新幹線へ愛称名を引き継ぎ、在来線区間の博多~武雄温泉間はリレー特急列車「リレーかもめ」を運転する(使用車両:885系6両編成、787系8両編成)。余談だが、肥前山口(ダイヤ改正時に「江北」に駅名変更)~武雄温泉間は佐世保線であり、在来線特急「かもめ」が走った実績はない。
【参考】現行の在来線特急の運行体系
■武雄温泉駅では対面乗り換えが可能
博多~武雄温泉間を運転する在来線特急「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス」と新幹線「かもめ」とは、同一ホームで乗換可能(対面乗換方式)とし、新幹線の速達性と利便性を最大限発揮させる。
■新幹線「かもめ」とリレー特急は1本の列車として案内、きっぷも1枚でスマートに
武雄温泉駅で接続する新幹線と在来線特急列車は1本の列車として「博多行き」「長崎行き」で案内される。
武雄温泉駅で新幹線「かもめ」と接続する在来線特急「みどり」「ハウステンボス」の愛称名は、「みどり(リレーかもめ)」「ハウステンボス(リレーかもめ)」とする(使用車両:885系6両編成、783系8両編成)。
新幹線「かもめ」と在来線特急列車「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス」を乗り換える場合、きっぷは1枚で発売される。
■3種類の停車パターン
速達列車2種、各駅停車タイプ1種で計3種の停車パターンが用意される。
■列車の行き先字幕のイメージ
図版はすべてJR九州プレスリリースより
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