photo & text:RM
取材日:’22.4.23 場所:東花園車庫
取材協力:近畿日本鉄道
4月29日のデビューを予定している近鉄の阪奈京観光特急19200系「あをによし」が報道公開された。12200系を改造して作られた専用車両は4両編成で、車内外に三都の文化や歴史が感じられるデザインやモチーフが数多く盛り込まれている。この春注目の観光列車の姿をじっくりとご覧いただきたい。
車体色は、「紫檀メタリック」と名付けられたと紫色のメタリックカラーにゴールドの差し色。紫色は平安時代に高貴な色とされたことから採用されたという。
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正面には砲金鋳物のエンブレムが鎮座する。幸せの兆し「花食い鳥」がモチーフになっていて、東京オリンピック2020のメダルデザインを担当した川西純市氏の作である。
深い色調のメタリックカラーの影響により。日差しの具合で全く異なる表情を見せる「あをによし」。側面には正倉院の宝物をイメージしたラッピングが施されてる。
奈良で進行方向を変える際にも座席転換が不要となるよう、車内は2名用のツイン席(72席)と3~4名用のサロン席(12席)で構成されている。
2号車はグループ向けにパーテーションを設けたサロン席。全12席が用意されている。
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