text & photo:上石知足(RMM)
毎年、定期的に開催されているプラレールのイベントである「プラレール博」。ここでは入場記念品や会場のみの販売という形で、限定品がこれまで多く登場しました。3月15日からリモート開催となっている「おうちでトミカ博プラレール博2022SPRING」でも、アプリ上のコンテンツで遊ぶことで、このイベント限定商品を通販で購入することができます。今回はそんな「イベント記念」の限定プラレールたちにスポットを当ててみました。
※こちらのイベントでの限定商品販売は2022年5月17日で終了しております。あらかじめご了承ください。
■205系ではありません。
過去にイベント限定品としてラインナップされていた総武線の209系500番代ですが、今回スタッフ収蔵のこの品が箱付きで編集部にやって来たのでご紹介します。箱自体はこのような限定品でありがちな色数の少ないシンプルなパッケージです。
箱を開けて中を見てみますが、金型としては205系や211系などで使われていた車体に「人形あそび通勤電車」等で使われていた209系0番代の顔を組み合わせたもので、総武線で活躍していた209系500番代をイメージした製品であることがわかります。一見するとすごい組み合わせですが、遠目で見れば確かにそれっぽく見えます。
本来であれば、同じ209系でも0番代と500番代では顔つきが大きく異なるのですが、この製品では顔は塗り分けで0番代の雰囲気をなくしてうまく500番代っぽく見せています。また、色違いとしてこのカナリアイエローの帯色の他に、スカイブルーも限定品としてラインナップされていました(こちらは0番代の塗り分け)。
※この車両は現在販売されておりません。
■今回のプラレール博でも買える!イベント限定のプラレールたち
さて、続いては今回のプラレール博で購入できる製品を紹介していきます。まずはこの先頭部が光る「光前頭」を備えた0系新幹線です。かつて「ライト付ひかり号」という名称でラインナップされていた頃の0系を思い起こさせるギミックですが、金型は近年刷新されたタイプの大窓の初期型車両をモチーフとしたよりリアルなものに変わっています。
※トミカは付属しません。
こちらはかつて初期は恵比寿駅から、晩年は浜松町駅から白石駅までを結んでいた「カートレイン北海道」のプラレール。カートレイン自体は機関車がEF81 300番代、客車が20系という構成の通常品の他、いくつかのバリエーションが過去にラインナップされていたこともありました。この製品の車両構成はDD51とカニ24、そしてカートレインの肝であるワキ10000の3両。ワキ10000にはトミカが積載できるのはそれまでの製品と同様です。
続いては東京モノレール10000形のセットで、少し珍しいモノレールのプラレールとなります。実車と同じく跨座式モノレールの形態を再現しており、走行もスムーズで楽しい逸品。構造はレールと橋脚を挟み込むように固定するパーツが付属しており、これにより跨座式モノレールを再現しています。車両は最新の10000形で、クーラーや床下細部も細かくモールドされているところがポイントです。ちなみにロゴは2018年に刷新される以前の旧ロゴとなっています。
最後にご紹介するのが車両の付属しないレールのみのセットである「雪国レールセット」です。レールだけのセットという点で少し目を引きますが、最大の特徴はなんといっても雪を意識してパーツ全てが白くなっているという点です。レールはもちろんのこと橋脚まで真っ白。雪国を走る車両との相性は抜群で、白いテーブルや、大きい白い紙や布を床に敷けばより雰囲気が上がります。
そして少しマニアックな注目ポイントとしては、近年は見かけることが少なくなった「ブロックトンネル」と「立ち木」が雪化粧をしたオリジナルカラーで付属する点でしょう。これらは本当の意味で「ここでしか手に入らない」アイテムとも言えます。
量販店ではまず売っていない限定品の数々。ぜひおうちで楽しめるプラレール博を体験した記念に手に入れてみてはいかがでしょうか?
※これらの製品は在庫状況により販売終了となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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