’86年登場の旧型AL更新車。同時に本線系で登場の3300系と同様に3900系及び3850系の走り装置、電装品等を流用して製造されたが、車体形状については当時の瀬戸線用6600系に準じており、側面左右非対称形状で二段式アルミサッシ(上段下降、下段上昇式)が採用されているが天地寸法がやや拡大されたサイズとなり、時節柄、冷房装置も各車2台が搭載されていた。この時に2両編成(Mc+Tc)2本、4輌が登場。冷房搭載もあり補助電源装置は新製のGTOインバーターを搭載。後に登場する二次車とは形態が異なる試作的なスタイルであった。暫くは本線系とは孤立していることもあり、順当な活躍をしていたが、走行機器が吊掛式による老朽化と保守の手間が掛るとことと、瀬戸線の第二次近代化による、6600系以来の新形式車投入により、’11年3月に4輌とも廃車。 ’09.6.1 瀬戸線 喜多山-小幡 P:梶村昭仁