資料館

小田急電鉄 10000形

2013.09.24
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’87~’89年に11車体連接(9M2T)を4本44両が製造された小田急伝統の前面展望室構造のロマンスカーとして登場。また開業60周年を迎えるにあたっての次世代車両の発想のもとに開発され、前面展望スペース以外をハイデッカー構造としたの最大のモデルチェンジ゙で、前面以外でも車輌からの眺望を良くしたものとした。このためこのコンセプトを意味する愛称として、Hi-SEとした。車体色もイメージチェンジを狙いパールホワイト地にワインレッド系濃淡二色とし、従来車両もこれらに準じて塗り替えられた。また’88年度第31回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
性能は7000形同様で、東芝製電動カム軸式直並列指定制御、1C4M制御方式。主電動機は直流直巻式で出力140kWを採用。制動システムは全電気指令式MBS-Dを踏襲した。車内は背ズリ高さが50m/m高上した座席だが、回転式ながらノンリクライニングとなった。展望室付近の傾斜角度を48→37°と階上の運転台部分も前方に迫出した構造で前頭部が一体感のあるスピード感あるものとなった。
登場以来ロマンスカーの主力として活躍するも、’00年に国土交通省による交通バリアフリー法対応が困難な車体構造故、次代の特急車輌へ道を譲ることとなり’05年に二編成が廃車、長野電鉄に編成短縮の上譲渡。 残る編成も後進に道を譲り’12年3月一杯で引退、消滅。 ’10.1.8 小田急読売ランド前-百合ヶ丘 P:梶村昭仁

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