高山本線 富山-越中八尾 での列車増発実験のため、延命されていた最後の原型エンジン搭載キハ58+キハ28。出入口付近のロングシート化、シートモケットの濃茶色化、など一部改造もあったが、比較的原型を保っていた。写真は引退が8日後に迫った富山駅で撮影したもので、おわら風の盆をイメージしたさよならヘッドマークを取り付けていた。夜の駅に映える急行色、カランカランと響くDMH17Hのアイドリング音、まるで国鉄時代にタイムスリップしたかのようであった。 ’11.3.3 北陸本線 富山 P:楢井勝行