’72年に寝台列車さくら・みずほ等の14系化に伴い登場した寝台特別(A寝台)車輌用客車。全14輌が日車で製造。14系は行先分割列車用途として分散電源方式を採用。車内は20系オロネ21形同様に通路を中央に左右に寝台(上下二段式:7区画/輌)を配した開放(プルマン)式。1.2位側便洗面所、3.4位側に車掌・喫煙・更衣室等にデッキという配置。20系より近代化され上段寝台のセット・解体がワンタッチスイッチにより自動化、作業の効率化が図られた。当初は品川・向日町区に配置、九州夜行を中心に運用されるも、’82年以降車種間改造等により、最終的にオリジナルで残ったのは5輌のみ。熊クマに配置の老舗、さくら・みずほ等に運用されるも夜行列車統廃合の波を受け、’99年12月までに運用離脱、後廃車となり番代消滅。 ’87.12.21 東京 P:梶村 昭仁