名古屋線の標準軌化により新ビスタカー10100形が名阪特急にデビューしたが、大阪線の伊勢方面の特急は依然吊掛式の2250系が冷房改造されつつも活躍していた。これらを置き換えるために1961(昭和36)年に10400系が製造された。後に出力アップしたエースカー11400系に比べ、正面左側の窓は新ビスタカーと同じ大窓で、屋根上にユニットクーラーのないスッキリした好ましい車輌であったが、後にエースカー並に改造された。 ’66.8 近鉄大阪線 関谷─二上 P:永野晴樹