2020年3月末に閉園となった加悦SL広場だが、展示されていた車両の譲渡先が徐々に決まっており、そのうちの103号蒸気機関車が山口県下関市へ向けて搬出された。
▲搬出の様子。’21.9.26 P:加悦鐵道保存会
103号蒸機は1915年、山口県の長門鉄道が米国ポーター社から輸入したC型タンク機。1947年に東洋レーヨン滋賀工場専用線に譲渡され、1964年まで入換に活躍、その後兵庫県の宝塚ファミリーランドに長年展示されていた。2003年の同ランド閉園により加悦SL広場に移動してきたもの。
この度、山口県「長門ポッポを守る会」への譲渡が決まり、最初の活躍地であった下関市豊田町の道の駅「蛍街道西ノ市」へ里帰りすることになった。
▲トレーラーに乗せられ、故郷へ旅立つ。’21.9.26 P:加悦鐵道保存会
9月26日の日中にクレーンによって積み込みが行われ、夜に故郷へと旅立った。
【2021.9.30追記】上記記事中、車両の移動先として当初「長門市」と記しておりましたが、正しくは「下関市」です。お詫びして訂正いたします。(編集部)