貨物列車を最も長い編成にすると、運べる荷物の量は10トントラック65台分にもなるんだ。遠いところまで安全に運ぶのなら、貨物列車がぴったりというわけだね。
野菜や果物、お米などの食品、トイレットペーパーなどの日用品、自動車や機械の部品、手紙や宅配便まで、いろいろなものをコンテナに入れて運んでいるんだ。 ほかにも、ガソリンやセメントなども専用の貨車に積んで運んでいるよ。
コンテナはいろいろなサイズのものがあるけれど、いま主に使われているのは12フィートと31フィートだよ。大きさがそろっているほうが、お仕事の効率がよくなるよね。
たとえば5トン積みの12フィートコンテナだと、2リットルのペットボトルなら約2500本を積むことができるよ。31フィートコンテナは、10トントラックとほぼ同じ量の荷物が入れられるんだ。これなら、たくさんの荷物をいっぺんに運べるね。
日本各地にある貨物駅を起点に運行されていて、なかには札幌から福岡までを結ぶ路線もあるよ。その距離はなんと2140キロメートル! 運転士さんが途中で交代しながら、37時間かけて走るんだ。
日本の貨物列車は、最大で26両の貨車を連結しているよ。全部つながった時の長さは540メートルもあって、重さは1300トンにもなるんだ。こんなに重い貨車をひっぱれる機関車ってすごい!
日本の鉄道は時間にとても正確で、渋滞がなくて決まった時間に届けてくれるんだ。しかも、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出す量もほかの乗り物に比べると少ないので、地球にもやさしい。日本全国にネットワークがあるところも便利な理由のひとつだね。
JR貨物の主力機関車で、首都圏や東海道・山陽本線、予讃線などで活躍しているよ。桃太郎のイラストがラッピングされた仕様も登場。最高速度は110キロで、国内最大の1300トン貨物列車もひくことがあるよ。
鉄道は場所によって電気の流れ方(直流・交流)が違うけれど、EH500はどちらでも走ることができて、東北本線や関門トンネル、鹿児島本線などを走っているよ。ふたつの車体と8個の動輪を持っているんだ。
大阪〜東青森間の日本海縦貫線や東海道線を中心に活躍している機関車で、おなじみの赤い車体のほかに、青と銀色の車両も数両いるよ。
ふたつの車体と8個の動輪を持った機関車で、坂でもグイグイのぼることができる。長い坂がある上越線や中央本線などで活躍しているんだ。石油を入れたタンク貨車をひくこともあるよ。
エンジンで発電した電気でモーターを回して走る機関車で、とても力持ちなんだ。北海道や関西本線を中心に走っていて、最高速度は110キロだ。
青函トンネルを通過して東青森〜五稜郭間で活躍する電気機関車。青函トンネルは新幹線と在来線で流れている電圧が違うけど、EH800はどちらにも対応できるんだ。
エンジンで発電した電気とバッテリーに充電した電気を効率よく使って走る、静かで燃費がいい機関車だよ。排出ガスも少ないので、貨物ターミナルなどで入換作業専用機関車として活躍しているよ。