「0キロポスト」という名前、聞いたことがありませんか? 路線には必ず起点(スタート地点)があって、そこには目印があります。「この路線の起点はここだったのか!」と気づくことも多い0キロポスト探しにチャレンジしてみませんか?
・0キロポストってなに?
鉄道には起点からの距離を表す「距離標」という標識があります。キロメートルの単位で表示されるので、キロポストと呼ばれることもあり、0キロ、つまりスタート地点の標識を0キロポストといいます。
・どんなところにあるの?
JR、私鉄に限らず、路線の起点にあるのが基本の0キロポスト。そうなると、やはり最も多くあるのは東京駅です。1~2番線の中央線にはじまり、東海道や東北・上越新幹線、さらに地下には京葉線などの0キロポストもあります。
・いろいろな形も魅力のひとつ!
標識というと、色や形が統一されているものが多いですが、0キロポストはどれも個性的。石を掘ったものやタイル、一見すると床の模様にしか見えないものまで、変わった形の0キロポストを見つけた時のよろこびもひとしおです。
・駅が大きいからといってあるわけではない!
さきほど、東京駅にたくさんの0キロポストがあるとご紹介しましたが、大きな駅に集まっているというわけではありません。日本でいちばん人が乗り降りする新宿駅には私鉄・地下鉄の3つほどです。あなたの知っている大型駅にはいくつの0キロポストがあるでしょうか?
・乗り入れで混乱⁉ 路線図をチェック!
もともとは始発駅としてはっきりしていた路線も、最近の相互直通運転により、「はて、どこが始発駅だったっけ?」と分からなくなってしまうことがあります。そんな時は路線図を確認しましょう。
・始発駅にないことも! 常識外れの標識を見つけよう!
路線の起点にあるのが基本の0キロポストですが、例外もあるようです。現在の始発駅が、その路線が誕生した当時から変わってしまっていることなどが理由のようですが、見つけられたらうれしいコレクションになりそうですし、その路線の歴史も一緒に学ぶことができます。
・まとめ方
写真を撮ったら駅ごとにまとめ、日本地図に置いてみましょう。日本の鉄道網がどうやってできあがってきたかもイメージできるかもしれませんね。