三井化学は太牟田工場において原材料の搬入に使用している三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)を2020年5月に廃止するにあたり、100年の長い期間の活躍への感謝と未来に向けたレガシーとしての活用を検討する「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を開始する。■「風景の資産」記録化プロジェクト 1915(大正4)年より稼働している最古級の電気機関車など炭鉱電車の歴史を振り帰りつつ、現在も現役で稼働している様子を映画監督の瀬木直貴氏が「風景の資産」としてメモリアル映像を製作する。■「音の資産」記録化プロジェクト 炭鉱電車が発する「音」を記録として残すため、炭鉱電車にまつわる音をASMR音源としてアーカイブする。また、Seiho(セイホー)氏による炭鉱電車の音源を活用した楽曲の制作を行う予定■ラストイベント&試写会 2020年6月を目途に、瀬木監督によるメモリアル映像の完成披露試写会とあわせて、ラストランイベントを開催する予定。内容・日時等詳細は未定。■炭鉱電車の今後の取り扱い 現在も現役で稼働している5台(20t車両:3台、45t車両:2台)及びそれらに付随する各車両、駅舎等の取り扱いについて、現時点では未定。