JR東日本では、八戸線用および新潟・秋田地区用に、2形式の車輌を新造・投入することを発表した。 八戸線用としてE130系気動車、新潟・秋田地区用としてJR東日本初となる電気式気動車GV-E400系を公募調達によって新造する。【八戸線用気動車】 ▲キハE130系500代(イメージ) 提供:JR東日本(1)形式および編成数 キハE130系500代(水郡線、久留里線投入車輌とほぼ同一) 2輌編成を6編成、1輌編成を6編成の合計18輌を新造する。(2)運転開始時期 2017年8月以降順次落成予定。試験走行を経て、今年度中の営業運転開始を予定。(3)運用区間 八戸線(八戸~久慈間)(4)車輌の特徴・出入り口は片側3扉の両開き式とし、スムーズな乗降を可能としている。・空調は冷房・暖房を完備し、八戸線の冷房化率100%を実現。・車内案内表示器、行先表示器を採用し、現在駅、行先駅を案内する。・環境対策として、排気中の窒素酸化物(NOx)、黒煙などの粒子状物質(PM)を低減するエンジンを搭載する。【新潟・秋田地区新型気動車(量産先行車)】 ▲GV-E400系(イメージ) 提供:JR東日本(1)形式および編成数 GV-E400系(JR東日本初の電気式気動車) 量産先行車として2輌編成を1編成、1輌編成を1編成の合計3輌を新造する。その後量産車を製作、計63輌を新造する予定。(2)スケジュール 量産先行車3輌については、2018年初に落成の予定。その後、性能試験など各種検証を実施する。量産車については、新潟地区に2019年度までに、秋田地区は2020年度に投入する予定。(3)運用区間 羽越本線(新津~酒田間) 信越本線(新津~新潟間) 米坂線(米沢~坂町間) 磐越西線(会津若松~新津間) 津軽線(青森~三厩間) 五能線(東能代~川部間) 奥羽本線(秋田~東能代間、弘前~青森間)(4)車輌の特長 JR東日本としては新方式となる、ディーゼルエンジンと発電機による電力により、モーターで走行する電気式気動車。JR東日本で数多く所有する電車で培ってきた技術やメンテナンス方法をこの車輌にフィードバックすることで、安全安定輸送と質の高いサービスを提供する。●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR東日本 ウェブサイト