相模鉄道では、相鉄グループが創立100周年を迎える2017(平成29)年12月に、新型車輌20000系を導入する。この車輌は、2022(平成34)年度下期に開業予定の相模鉄道・東京急行電鉄直通線の車輌として使用するもので、相鉄グループが取り組む「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した初めての新型車輌となる。 ▼先頭形状は立体的で、ヘッドライトが特徴的なデザインとなる。(イメージ) ▼濃紺色(YOKOHAMA NAVYBLUE)が際立つ20000系側面。(イメージ) 外観は、昨年登場した9000系リニューアル車に続き、新たな相鉄線のイメージカラーである濃紺色(YOKOHAMA NAVYBLUE)を採用する。内装も落ち着きのあるグレー色を基調にしたものとし、時間帯で色調が変化する調色調光式のLED照明を採用する。 主な特徴として、空調効果を高めるために「個別ドアスイッチ」をすべてのドアに設置し、「ナノイー」搭載の空気清浄機を導入するほか、日差しを遮る「ブラインド」や相鉄線の特徴でもある「車内の鏡」を復活させる。ほかにも、ドア上や通路の天井に大画面案内表示器(21.5インチ)を設置し、座席の高さを上げて座面を小さくした「ユニバーサルデザインシート」を一部優先席に導入する。 ▼立ち座りが容易となる「ユニバーサルデザインシート」。(イメージ) 営業運転開始は2017(平成29)年12月を予定しており、10輌1編成を7000系車輌の代替として導入する。株式会社日立製作所で製造し、東京急行電鉄直通線開業時までに順次導入予定。なお、相模鉄道・JR直通線用の車輌は、現在検討を進めている。画像提供(3点とも):相模鉄道●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●相模鉄道 ウェブサイト