JR北海道では、石勝線(新夕張~夕張間16.1km)の鉄道事業廃止について、夕張市長に正式に申し入れを行なった。廃止の時期については、今後の協議を踏まえた上で決定する。 石勝線は、1892(明治25)年の開通以来、120数年にわたり利用されてきたが、トンネル・橋りょうなどの土木構造物の老朽劣化が著しく、将来にわたって列車運行を継続するにはこれらの土木構造物の老朽更新など抜本的対策に巨額の維持更新費が必要となる見込みで、また、輸送密度も1987(昭和62)年度の1,129人から2015(平成27)年度には118人と10分の1に減少している。収支状況についても2014(平成26)年度で約1億8千万円の赤字となっている。 このような状況のなか、2016(平成28)年8月8日、鈴木直道夕張市長より「どのような交通体系が最良であり、効率的で持続可能なものか」についての提案を受け、JR北海道で検討を行なった結果、石勝線(新夕張~夕張間)の鉄道事業廃止という結論に至った。●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR北海道 ウェブサイト