鉄道友の会では、我が国の鉄道車輌の進歩発展に寄与することを目的に、毎年1回、前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車輌からブルーリボン賞とローレル賞を選定している。
2016年はブルーリボン賞(最優秀車輌)に阪神電気鉄道5700系、ローレル賞(優秀車輌)に東日本旅客鉄道HB-E210系、および、四日市あすなろう鉄道新260系を選定した。
なお、ブルーリボン賞は第59回、ローレル賞は第56回となる。
【選定理由】
<ブルーリボン賞(最優秀車輌)阪神電気鉄道5700系>
▼P:鉄道友の会ウェブサイトより
5700系は、最新技術を導入して、標準化の流れに沿いつつ、旅客サービス向上による「人へのやさしさ」と環境負荷物質の低減による「地球へのやさしさ」の追求をコンセプトに、各駅停車用車輌に特化した性能としていることからブルーリボン賞に選定した。
<ローレル賞(優秀車輌)東日本旅客鉄道HB-E210系、四日市あすなろう鉄道新260系>
▼P:鉄道友の会ウェブサイトより(写真提供:東日本旅客鉄道)
HB-E210系は、ディーゼルハイブリッドシステム、3扉車の2輌編成、ステンレス車体などにより、環境性能向上、旅客サービス向上、メンテナンスコスト低減などを具現化し、今後の地方都市近郊の鉄道輸送に大きく貢献する優れた車輌であることから、ローレル賞に選定した。
▼P:鉄道友の会ウェブサイトより
新260系は、762mm軌間の鉄道車輌という厳しい条件を克服して、当節の車輌として必要にして十分な内容を具えていることから、ローレル賞に選定した。