3月16日、横浜市開港記念会館にて「港 鉄道 ヨコハマ プロジェクト―鉄道がつなぐ横浜の歴史と文化―」講演会・シンポジウムが開催される。 1872(明治5)年に新橋~横浜間に鉄道が開通して今年で144年を迎え、この間に鉄道は全国に延伸し、新たな新幹線システムまで構築され、日本の経済、文化の発展に大いに寄与してきた。 鉄道発祥の地横浜は、絹貿易で大いに発展し、国際都市としてのポジションを得たと言えるが、それ故「みなと横浜」は誰もが口にする言葉となり、船に積む荷物や船で運ばれた荷物の陸地側での運搬に鉄道が大きな役割を担ってきた。 現在、「汽車道」として整備されている遊歩道は、明治後期に敷設された横浜臨港線の廃線跡であるが、臨港線は赤レンガ倉庫や横浜港駅ほかに通ずる大切な動脈として活躍していた。しかし、かつて港に網の目のように張り巡らされていた鉄道もモータリゼーションの発達などで姿を消しつつある。 このプロジェクトを通じヨコハマヘリテイジでは、港のシステムの一員として大きな役割を果たしてきた鉄道にスポットを当て、その痕跡を探る調査を行ってきた。その成果を広く知っていただくとともに、将来にわたり歴史を生かしたまちづくりを推進していくための一助として講演会・シンポジウムを開催する。○開催日時 2016年3月16日(水)19:00~21:00(受付18:30~)○場所 横浜市開港記念会館 講堂(国指定重要文化財)○内容 講演:小野田滋氏(公益財団法人鉄道総合研究所フェロー) パネリスト:花上嘉成氏(公益財法人東武博物館名誉館長) 二階堂行宣氏(公益財団法人交通協力会特別研究員・法政大学講師) 青木祐介氏(都市発展記念館 主任調査研究員) 斉藤大起氏(神奈川新聞記者) コメンテーター:小野田滋氏 コーディネーター:米山淳一氏(公益社団法人横浜歴史資産調査会 常務理事)○参加費 一般700円/ヘリテイジ会員500円(資料代として鉄道遺産満載の特製ブックレットを進呈)○申込締切 3月15日(火)(当日受付あり)○申込方法・問合せ MailまたはFAXで受付(住所・氏名・電話番号を明記) 公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ) TEL/FAX:045-651-1730 Mail:yh-info@yokohama-heritage.or.jp○主催 公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)○後援 横浜港大さん橋にぎわい創造委員会/横浜コミュニティデザイン・ラボ○協力 横浜市都市整備局都市デザイン室●横浜歴史資産調査会 ウェブサイト