南海電気鉄道は、高野山開創1200年記念大法会が執り行われるのに伴い、高野山への旅客誘致と鉄道の利用促進を目的として、2015(平成27)年3月1日(日)から2016(平成28)年2月まで、特別デザインを施した特急こうやを運行する。 今回の特急こうやは、歴史的な記念の旅に祝祭感を添え、旅のムードを盛り上げる特別仕様となる。車輌外装は日本古来の蒔絵に倣ったデザインで、地色の異なる3つのバリエーションを展開、それぞれ「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」と名付け、高野山の四季をテーマにした絵柄をあしらう。また、車内にもヘッドカバーや客室通路に特別デザインを施す。■運行期間 2015(平成27)年3月1日(日)から2016(平成28)年2月まで ※編成ごとに運行期間が異なる(運行終了日は未定だが、順次終了する予定) ○「赤こうや」:3月1日(日)運行開始 ○「黒こうや」:3月4日(水)運行開始 ○「紫こうや」:3月23日(月)運行開始■運行区間 難波~極楽橋 ※特急りんかん(難波~橋本)として運用する場合もある■対象車輌 特急こうや3編成(30000系4両2編成、31000系4両1編成)■内容○日本古来の蒔絵に倣い、ボディの地色をダークでつややかなものとし、金色のあでやかな装飾を車輌全体に施す。○地色は赤・黒・紫と3つの異なるバリエーションを展開し、それぞれ「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」と名付ける。○高野山の四季をテーマとした絵柄を4輌連続で1枚の絵になるように描く。○車内の座席に特別デザインのヘッドカバーを取り付け、客室通路にも3編成それぞれの外装に合わせたデザインを施す。▲3月1日(日)から運行を開始する30000系30001編成「赤こうや」の外装イメージ。高野山の根本大塔や大門の色をイメージし、古来より漆器・調度品に使われてきた朱塗りの色をベースとしている。 画像:南海電気鉄道 プレスリリースより(以下画像すべて)▼「赤こうや」の内装イメージ。▲3月4日(水)より運行を開始する31000系31001編成「黒こうや」の外装イメージ。蒔絵をイメージさせる金を施した黒色を車輌ボディに与え、高野山の深い歴史、深い自然を映し出すキャンバスとしている。▼「黒こうや」の内装イメージ。通路部分も外装にあわせたデザインが施される。▲3月23日(月)から運行を開始する30000系30003編成「紫こうや」の外装イメージ。高徳僧のまとう袈裟の色であり、高野山に張り巡らされている五色幕の色のひとつである紫色を基調色とし、絢爛さと神秘性を表している。▼通路部分も紫とされた「紫こうや」の内装イメージ。 また、特別列車の運行にあわせて、記念グッズ「特急こうや 高野山開創1200年特別仕様 マフラータオル」を販売する。○発売期間 2015(平成27)年3月1日(日)から ※なくなり次第終了○発売場所 難波駅サービスセンター(2階中央改札口) ほか○発売額 1,000円(税込)○内容 「特急こうや 高野山開創1200年特別仕様 赤こうや」をデザインしたマフラータオル。サイズは20cm×110cm。○発売数 2,000枚●詳しくはこちら(PDF形式)●南海電気鉄道 ウェブサイト