JR東日本仙台支社は、来春の「ふくしまデスティネーションキャンペーン」開催期間中に、「走るカフェ」をコンセプトとした列車”フルーティア”を磐越西線郡山~会津若松間で運転することを発表した。 ”フルーティア”は719系2輌を改造し、カフェカウンター車輌1輌と座席車輌1輌とする(座席定員36名)。 外観は、赤瓦や黒漆喰壁、また明治大正時代の西洋モダンが織りなす沿線の独特な街並みや雄大な自然との調和を表現。建築外板に使用されるような質感表現を車輌デザインに取り入れ、新しいイメージの創出を目指す。 室内は、明治大正時代の近代建築や会津塗のもつ豊かな質感を基本としてデザイン。カフェカウンター車輌は大きく伸びやかなカウンターが優雅な鉄道の旅を演出し、また自由に利用できるカウンター席を設定することで、車内での多彩な過ごし方を提供する。 座席車輌は、一人からグループまで、全ての座席から車窓を眺めながらスイーツや会話をゆったりと楽しめる座席やテーブルの配置とし、利用客に優雅な旅の時間を提供する。 なお車輌の愛称”フルーティア”は、オリジナルスイーツに使う「FRUIT(果物)」と、この列車の基本コンセプトである「カフェ」をイメージさせる「TEA(お茶)」を組み合わせて命名している。 運転開始時期は、2015(平成27)年4月下旬以降、土休日を中心に運転する予定で、具体的な運転日については改めて発表される。▲719系改造”フルーティア”の外観デザイン。 画像:JR東日本仙台支社 プレスリリースより(下2点とも)▲カフェカウンター車輌の室内デザイン。▲座席車輌の室内デザイン。※3点とも現在検討中のイメージであり、実際のものとは異なる場合がある●詳しくはこちら(PDF形式)●JR東日本仙台支社 ウェブサイト