袖ケ浦市郷土博物館では、10月4日より「袖ケ浦と鉄道」のテーマで企画展を開催する。
袖ケ浦駅は、1912(大正元)年に開業し、現存する駅舎としては内房線で最も古い。また、長浦駅は、戦後間もない1947(昭和22)年開業し、その後何度かの改築を経て現在に至っている。この駅舎の変遷は、東京湾に面した農漁村から工業地帯へという地域の移り変わりを写している。今回の展示では、袖ケ浦駅と長浦駅のほか鉄道に関する様々な資料を通じて、鉄道の果たしてきた役割、鉄道を支えていた人やもの、鉄道に対する人々の思いなどを取り上げ、鉄道と袖ケ浦の関わりを振り返る展示を行う。
○内容
・鉄道ができるまで
鉄道ができるまでの人々の暮らしや、海や陸の交通のようす。
・鉄道のはじまりと千葉県
鉄道の開通と千葉県の鉄道の発達。
・楢葉(袖ヶ浦)駅
袖ケ浦に鉄道が開通してから楢葉(袖ヶ浦)駅舎が生まれ変わるまでの変遷。
・長浦駅
戦後に生まれた長浦駅。地域の発展とともに、変わってきた姿を辿る。
・もうひとつの鉄道
袖ケ浦にあるもう一つの鉄道、京葉臨海鉄道の姿を探る。
・鉄道のすがた
鉄道と人々との関わりのさまざまなかたちを紹介する。
・鉄道のこれから
鉄道のいままでと、これからを考える。
○開催期間
2014(平成26)年10月4日(土)~11月24日(月)
袖ケ浦市郷土博物館特別展示室
○おもな展示資料
駅員制服(鉄道省)・駅長制帽(日本国有鉄道)・改札鋏・笛・切符(楢葉駅)・定期券(大正9年)・時刻表・「機関車操縦法要訣」・「機関車乗務員作業指針」・鉄道模型など
○イベント
・第127回袖ケ浦学「房総の鉄道―主に内房線と久留里線の建設事情について―」
【講師】白土貞夫氏(鉄道友の会参与)
【日時】10月18日(土)13:30~15:30
【場所】郷土博物館研修室
※要申込・先着50名・参加費100円(資料代)
・列車模型走行会
10月11日(土)11:00~15:30
【場所】郷土博物館研修室
内房鉄道倶楽部による列車模型走行会。申込み不要。
・展示解説会
担当学芸員による展示解説を行う。申込み不要。直接会場へ。
10月4日、26日、11月16日、23日 13:00~(1時間程度)
○問合せ
袖ケ浦市郷土博物館
(広報担当:稲葉 sgk-inaba@sodegaura.ed.jp)
千葉県袖ケ浦市下新田1133
TEL 0438-63-0811 FAX 0438-63-3693