東京都交通局は、平成25年度を初年度とする3か年の新たな経営計画「東京都交通局経営計画2013」を策定した。
この経営計画は「安全・安心の確保」、「質の高いサービスの提供」、「東京の発展に貢献」、「経営基盤の強化」の方針の下で、100の計画事業に取り組んでいくもの。以下にファン的に興味深い項目を列記する。
■東京の地下鉄サービス一体化
乗換利便性向上のため、東京メトロと連携を図りながら、東京の地下鉄サービスの一体化に取り組んでいく。
平成25年度は門前仲町駅及び六本木駅で改札通過サービスを実施。
■新宿線車輌の更新(10輌化)
新宿線の混雑緩和を図るため、新宿線車輌の6編成について、現行の8輌編成から10輌編成化し、輸送力を増強する。また、車内表示器を液晶モニター化し、案内サービスの向上を図る。
6編成の内訳は、平成25年度3編成、平成27年度3編成。平成27年度末で28編成中10編成が10輌化となる。
▼新造車輌の外観・客室内イメージ。
イラスト:「東京都交通局経営計画2013」より(2点とも)
■大江戸線大泉学園町方面への延伸
大江戸線の延伸について、土地区画整理事業や街路事業などの進捗状況を踏まえながら、関係機関と連携し、事業化について、採算性も含め、引き続き検討を進めていく。
■日暮里・舎人ライナーの車輌増備とダイヤの見直し
日暮里・舎人ライナーの混雑緩和を図るため、平成27年度に新たに車輌1編成を増備し、ダイヤ改正を行なう。
■大江戸線車輌の更新
大江戸線車輌の4編成について、LED車内照明やより効率的な制御方式を採用するなど、環境に配慮した車輌に更新する。平成26年度に2編成、平成27年度に2編成更新。
■都電荒川線車輌の更新(7000形の置き換え)
更新時期を迎えた7000形車輌について、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインとするとともに、省エネルギーにも配慮した車輌に更新する。
平成26年度は3輌、平成27年度は7輌予定。