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JR東日本 「Tohoku Emotion」(東北エモーション) 今秋デビュー

2013.02.05

 JR東日本は、新しい鉄道の未来を切りひらく取り組みの一つとして、単なる移動手段ではなく、列車に乗ること自体が旅行の目的となるような、魅力的な列車づくりを進めているが、「POKÉMON with YOU トレイン」(昨年12月から大船渡線で運行開始)、「SL銀河鉄道(仮称)」(2013年度冬以降に釜石線で運行開始)に続いて、「Tohoku Emotion」(東北エモーション)という新しい列車をデビューさせる。

 この「Tohoku Emotion」(東北エモーション)はデザイン、食、アートなど「新しい東北を発見・体験」することにこだわったもので、「新しい東北を感じられるデザイン」の列車とし、「食やアート、景色」を楽しむことができる、「乗る」こと自体が目的となる列車とする。

 特に「食」については、「全席レストラン空間」とした車輌とし、いままでの列車食サービスの枠を超えた食事の時間を提供する。さらに食事については「地元や地域の食材」を積極的に活用した内容を予定している。



 「Tohoku Emotion」(東北エモーション)はキハ110系車輌を改造した3輌編成で、定員は48名を予定。1輌はコンパートメント個室席(28名)、1輌はオープンダイニング席(20名)、1輌はライブキッチンスペースとする予定。ライブキッチンスペースでは、乗客の目の前で調理している様子を見ることができ、料理を味だけでなく視覚でも楽しむことができる(調理内容は検討中)。

 また、列車内のインテリアデザインは、東北の「アートや景色」に出会える空間とする予定で、具体的な内容等は改めて発表となる。

 食事は「地元や地域の食材」を積極的に活用した、新しい東北の食を発見し、楽しむことができる内容を予定しており、こちらも具体的な食事の内容等は改めて発表となる。



 外観は「デザイン、食、アート」をコンセプトに、列車自体をキャンバスに見立て、外観に「移動するレストラン」を描き出す大胆なデザインを行なう予定となっている。

 なお、エクステリアデザインはKEN OKUYAMA DESIGNの奥山清行氏、インテリアデザインはINTENTIONALLIESの鄭 秀和氏、ロゴデザインはTYCOON GRAPHICSの鈴木直之氏、メニュー、マップ、パンフレット等のイラストレーションはKOBIRIのアキレス・グレミンガー氏と長谷部直美氏、列車内アートは十和田市現代美術館、総合プロデュースはTRANSIT GENERAL OFFICE INC.の中村貞裕氏と岡田 光氏、オペレーションは日本レストランエンタプライズがプロジェクトメンバーとなる。



 運行開始は2013(平成25)年秋以降(予定)で、運行線区は東北エリアを予定している(当初は八戸線での運転を予定)。運転日は土休日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始期間を中心に臨時列車として年間150日程度を予定している。





▲「Tohoku Emotion」(東北エモーション)の外観イメージ。

 イラスト:JR東日本 プレスリリースより(下画像とも)

▼ライブキッチンのイメージ。



※いずれも現在検討中のイメージイラストであり、実際のものとは異なる


JR東日本 ウェブサイト


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