静岡県島田市では、市の観光施策の一環として、大井川鐵道の本社所在地である新金谷駅構内に転車台を設置するとし、その工事業務委託を同鐵道が受託した。
完成は今年9月末の予定で、10月7日からの「SLフェスタ」にあわせて供用を開始する予定。
これにより、これまで千頭発の蒸機列車で行なわれていたバック運転は解消し、正向き運転となる。
▼新金谷駅構内に設置される転車台の完成イメージ。
イラスト提供:大井川鐵道
今回建設される転車台は全長17.5m、自重22.8t、駆動方式は人力・電気式の併用。通常は電気駆動で回転させるが、体験型観光イベントとして人力による手回し体験も計画している。なお総工事費は9,000万円。
また、転車台に使う橋げたは既存の橋げた(1988年製)を改造。橋げたは製造後しばらく経ってはいるが、使用期間は短く新品に近い状態のものである。