JR貨物は2011(平成23)年3月12日(土)よりダイヤ改正を実施する。
主な内容は次のとおり。 ※以下、(タ)は貨物ターミナルの略
■26輌編成コンテナ列車の福岡(タ)乗入れ
鹿児島本線(北九州―福岡間)輸送力増強事業の完成に伴ない、北九州(タ)―福岡(タ)間で18本の列車を新たに26輌編成化(1300トン牽引)する。
この事業の完成により、首都圏・中京圏・関西圏から福岡貨物ターミナルへ26輌編成(1300トン牽引)列車の直通運転が可能になり、同区間の有効時間帯列車の輸送力の増強
が実施可能となる。
◎北九州(タ)~福岡(タ)間26輌編成化する列車の列車番号と長編成区間(改正後)
【関東→九州】
○7055列車
東京(タ)―福岡(タ) ※現在、北九州(タ)まで26輌編成で運転
○1055列車
東京(タ)―福岡(タ)
○1051列車
東京(タ)―千早(操)
○1059列車
越谷(タ)―福岡(タ)
○1053列車
横浜羽沢―福岡(タ)
【九州→関東】
○1050列車
福岡(タ)―東京(タ)
○1054列車
千早(操)―東京(タ)
○1058列車
福岡(タ)―梶ヶ谷(タ)
○2062~4063列車
福岡(タ)―新座(タ)
○1052~4051列車
福岡(タ)―梶ヶ谷(タ)
【東海→九州】
○1065列車
名古屋(タ)―福岡(タ) ※現在、北九州(タ)まで26輌編成で運転
○7059~8059列車
西浜松―福岡(タ)
【九州→東海】
○1064列車
福岡(タ)―名古屋(タ) ※現在、北九州(タ)から26輌編成で運転
○7090列車
福岡(タ)―西浜松
【関西→九州】
○3066~1067列車
梅田―福岡(タ) ※現在、北九州(タ)まで26輌編成で運転
【九州→関西】
○3050列車
福岡(タ)―大阪(タ)
○1076列車
福岡(タ)―姫路貨物
【東北→九州】
○4072~4086~1073列車
新座(タ)―福岡(タ) ※列車は東青森発/現在、西岡山まで26輌編成で運転
■大阪(タ)発鳥栖(タ)行き直行列車の運転
現在、大阪(タ)―福岡(タ)間で運転の貨物列車について、九州側の発着駅を鳥栖(タ)に変更し、南九州(鳥栖(タ)・熊本)行き輸送力の増強を図る。
○57列車
現行:大阪(タ)20:49→福岡(タ) 翌日6:17
改正:大阪(タ)20:49→鳥栖(タ) 翌日7:22 ※鳥栖(タ)で8091列車熊本行きへ接続
○56列車
現行:福岡(タ)19:20→大阪(タ) 翌日5:21
改正:鳥栖(タ)18:03→大阪(タ) 翌日5:21
■自動車部品等輸送の利便性向上
名古屋(タ)―熊本間に1往復の貨物列車を設定(運転日は別途案内)。
○8091列車
名古屋(タ)16:10→熊本 翌日10:41
停車駅:岐阜(タ)、神戸(タ)、西岡山、北九州(タ)、鳥栖(タ)
○8090列車
熊本17:24→名古屋(タ) 翌日13:33
停車駅:鳥栖(タ)、北九州(タ)
■北海道―関西(梅田)間に直通ルートを新設
東海道本線・東北本線の列車体系を見直し、北海道―関西間を直通列車で結ぶ列車を新設。従来の日本海縦貫線経由に加え、新たな直通ルートができる。
○5086~3083列車 ※毎日運転
梅田22:57→札幌(タ) 翌々日5:31
停車駅:梅小路、五稜郭
○3082~5087列車 ※毎日運転
北旭川0:27→梅田 翌日13:38
停車駅:苫小牧貨物、東室蘭、五稜郭、梅小路
■大型コンテナ輸送ネットワークの拡大
重量コンテナ(ISO24トンコンテナ等)が積載可能な貨車の投入を積極的に進め、大型コンテナネットワークを拡大する。
○3090~5090~4081~1653列車
名古屋(タ)→仙台港 コキ106形式コンテナ車配備(輸送力拡大)
○1084~4089~4051列車
大阪(タ)・梅小路→熊谷(タ) コキ104形式コンテナ車増備(輸送力拡大)
○8091列車
神戸(タ)→鳥栖(タ) コキ104形式コンテナ車配備(直通ルート新設)
○5099~73列車
西浜松→新南陽 コキ104形式コンテナ車配備(直通ルート新設)
■機関車・コンテナ車・コンテナの新製・増備
安全性及び輸送品質の向上を図るため、輸送機材の設備投資を積極的に行なう。
◎機関車:19輌新製
◎コンテナ車:76輌新製
◎コンテナ:1,500個の新製
※内訳
・19D形式(両開きタイプ) 300個
・V19B形式(妻側開き通風タイプ) 200個
・V19V形式(両側開き通風タイプ) 1,000個