JR西日本は、奈良―高田間を結ぶ桜井線の愛称名を“万葉(まんよう)まほろば線”とすることを決定した。愛称名の使用開始は2010(平成22)年3月13日(土)から。
2010(平成22)年には「平城遷都1300年祭」や、奈良県とJRグループが取り組む「奈良デスティネーション」が開催されることで、JR西日本では利用客や地域の方々により親しまれ愛されるよう、桜井線の愛称名を公募していた。
愛称は公募の中から奈良県立万葉文化館長、奈良県文化観光局長、JR西日本王寺鉄道部長、同大阪支社営業課長の4名で構成する選考委員会によって決定。“万葉”は、桜井線沿線に日本最古の歌集「万葉集」に多く読まれた名所・旧跡が点在していること、“まほろば”は奈良をイメージする言葉として全国的に広く浸透しており、地元にも親しまれているということで、桜井線沿線のイメージと重なることから“万葉まほろば線”としたもの。
なおJR西日本では、2010(平成22)年4~6月の「奈良デスティネーションキャンペーン」の開催にあわせて、同期間の土休日に新大阪―奈良間で臨時特急〈まほろば〉を運行する。
同列車の詳細については2010(平成22)年1月に発表となる予定。