JR東海では、2011(平成23)年春開業予定に向けて、JR東海博物館(仮称)の工事を進めているが、来月より展示車輌の運搬を開始することを発表した。
このうち、蒸気機関車や新幹線電車などの主な展示車輌や、一部区間を鉄道や船舶を用いて輸送する運搬方法に特色のある車輌の運搬スケジュール(予定)が発表されている。
最初に運搬されるのは蒸気動車キハ6401で、来月上旬に明治村から陸送で名古屋工場へ搬入される。
来年2月上旬には東山総合公園に保存のC62 17と佐久間レールパークのスニ30 95(一部鉄道輸送)がJR東海博物館(仮称)に搬入されるほか、7月下旬には超電導リニアMLX01-1と新幹線試験電車955-6(一部海上輸送)が、8月中旬には0系新幹線電車21-86(一部海上輸送)が搬入される。
最後に運搬されるのは美濃太田車両区で保管されているオハ47 2098で、こちらは10月上旬の予定となっている。
なおJR東海博物館(仮称)には、地球環境保全への取り組みの一環として、太陽光発電システムが導入される。