東京メトロでは、南北線に9000系(第5次車)6連×2本:計12輌を新造、今春より営業運転に投入する。
▼前面デザインが変更された9000系第5次車。
P:東京メトロ ニュースリリースより
今回の増備車は、外観では前面デザインが変更されているのが特徴。また従来車は4M2Tであったが今回の増備車は3M3Tとなった(編成は赤羽岩淵方からCT1-M1′-T-M1-M2-CT2)。パンタグラフもシングルアーム式となり、M1’車には1基、M1車には2基搭載されている。
車体はセミダブルスキン構体を採用し、車体隅柱強化、溶接位置変更等により車体強度を向上させ、衝突安全性を高めている。
客室内では、側扉上の案内表示器が液晶式となったほか、車端部の荷棚の高さを低くし、さらに優先席部の吊手も低く設置している。また冷房能力も従来の42000kcal/hから50000kcal/hに向上している。
このほか床面高さを10mm低くしてホームとの段差を縮小しているほか、車体に使用しているアルミ合金の種類を統一してリサイクル性を向上、床材や座席表地などを変更して火災対策の強化を図っている。
なお車号は、従来車の続番となっている。