本年3月にIC乗車券等国際相互利用促進方策検討委員会においてとりまとめられた最終報告に基づき、国土交通省ではIC乗車券の国際相互利用に関する実験を行なう。
▼(左)カード表面デザイン。(右)カード裏面デザイン。裏面にPiTaPa会員番号が記載される。今回の実験では韓国在住者が対象となる。
P:国土交通省発表資料より
(株)スルッとKANSAI及び韓国のロッテカードの協力の下、来日する韓国の観光客やビジネスマンを対象に、関西等の鉄道・バスを利用できる韓国のクレジットカード払いのPiTaPaカードを発行する(このPiTaPaカードは韓国で発行され、日本で利用した運賃は、後日利用者に対してクレジットカード会社が請求し、韓国の指定銀行口座からウォンで引き落とされる)。これにより、韓国からの観光客等がキャッシュレスで日本の公共交通機関を利用することが可能となる。
同省では国際的なIC乗車券の実験を行ない、利用者にアンケート調査を実施することで、IC乗車券の国際相互利用の実現に向けたニーズの把握、問題点の抽出等の分析を行なう。
○実験対象者:韓国在住者
○調査期間:2008(平成20)年10月~今年度内
○カード発行者:(株)スルッとKANSAI、ロッテカード(韓国の大手クレジットカード会社)
○カード利用エリア
関西地区、岡山地区、静岡地区のPiTaPa利用エリア及びJR西日本のICOCA利用エリア