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今日から始める「ジオラマ作り」

そもそもジオラマってなに?

場面や風景の一部を模型で表現する方法を「ジオラマ」といいます。サイズや材料、作り方に決まりはなく、作りたい場所を、見る人に分かりやすくまとめましょう。「情景模型」という場合もあります。

用意するものは?

どんな材料を使っても楽しめるのがジオラマのいいところです。専用の情景素材はとてもリアルに仕上げることができますし、100円ショップにも使えるアイテムがたくさんあります。
最初からいっぺんにそろえるのではなく、「トミックスのこの駅を使おう」「この生地の模様、あの壁に似ているな」「このスポンジに色を塗ったら草っぽくなりそう」など、身の回りにあるアイテムを活用するアイデアも織り交ぜつつ考えてみましょう。


アルミホイルの上にカラーセロファンを重ねて貼り、絵の具や修正液で波を描くと、こんな海を作ることもできます。

 

堤防の下のほうに生えている草は、100円ショップに売っているインテリア用品「グリーンボール」を切って貼り付けています。階段わきの草は園芸用の給水スポンジをちぎったものです。

 

園芸やアクアリウム用品には、ジオラマに使いやすいアイテムがいろいろあります。

 

ジオラマを作り始める前に…。

ポイントその1
レイアウト(材料を置く場所)を考えてみよう!

作品は車両や建物を置く場所、角度で出来上がりが大きく変わります。材料がそろったら、いろいろなパターンで置いてみるといいでしょう。

車両をどの向きに置くかは、作品のイメージを決める大切な要素です。

 

ポイントその2
地面の表現方法もいろいろ!

土や草、アスファルトなど、地面をどうやって表現するかも作品のイメージを大きく変えます。仕上がりのリアルさだけでなく、ほかの材料との相性やかけられる予算とも相談して決めるといいでしょう。

絵の具は用意もしやすく手軽に試すことができます。ただ、薄い色だと土台の発砲スチロールの模様が透けてしまうので、何度か塗り重ねるといいでしょう。

 

100円ショップの芝生シートもけっこうリアルですね。切って貼るだけなので、比較的かんたんに試すことができそうです。

 

こちらは模型専用の草素材をまいた例です。さすがのリアルさですが、色合いや粒の大きさもいろいろあるので、どんな色合いがマッチするかを、参考にする作品やお店の人と相談しながら選ぶといいでしょう。

 

こちらは情景テクスチャーペイントと言って、絵の具に砂や草を表現するパウダーを混ぜたような塗料です。塗るだけで立体感を手軽に表現できるのが特徴です。土や草、道路や雪などがあります。

 

「情景テクスチャーペイント」を使ったジオラマ製作の動画はこちら。

 

ポイントその3
作品のなかに“物語”を作ろう!

材料を並べていくだけでもできるジオラマですが、人形や車のフィギュアを使ったちょっとしたストーリーがあると、「こんな場面あるよね!」と感じてもらえる可能性が高まります。実際に見た時の様子や「こんなだったら楽しいな!」と思う物語を意識してみましょう。

 

まずは小さいものから、みなさんもジオラマ作りを楽しんでみてください!