JR九州は、顔認証技術を活用した改札システムの実用化に向け、博多駅で「顔認証改札」の実証実験を行うと発表した。2026年11月から12月にかけて社員を対象に検証を実施し、手ぶらで乗車できる次世代サービスの実現を目指す。
同社はこれまでも「ネット予約でQRチケレス」などチケットレスサービスを展開してきたが、今回の実証では顔認証のみで改札を通過できる仕組みを検証する。既存の自動改札機に顔認証用カメラを設置し、歩行中の認識精度や処理速度、マスク着用時や照度変化による影響などを確認するほか、改札機との連携やシステムの安定性についても検証する。
対象となるのは博多駅の中央改札口、北改札口、アミュプラザ改札口に設置された計5通路の改札機。モニターはJR九州社員が務める。
一方で、実証期間中は対象改札機を通行する利用者の画像データを一時的に取得・保存する。このためJR九州では、顔認証用カメラの設置を改札付近に掲示するとともに撮影範囲を公表。撮影を望まない利用者には、対象外の改札機を利用するよう案内するとしている。取得した画像データは認証精度の検証や技術改善の目的に限定して使用し、実証実験終了後に削除すると説明している。
顔認証技術は日本電気株式会社(NEC)、顔認証改札機および判定システムは日本信号株式会社が提供する。JR九州は今後、実証結果や課題を踏まえながらサービス展開の可能性を検討するとしている。
自動改札機顔認証用カメラ(イメージ)
(画像はプレスリリースより)
■実施期間
2026年11月~12月(予定)
■実施場所
博多駅
■対象者
JR九州社員
■対象改札機
中央改札口2通路、北改札口2通路、アミュプラザ改札口1通路の計5通路



