成山堂書店は、新刊『鉄道から見たインド発展の軌跡 ─世界最大級の路線網をつくった人と技術─』を発売している。
1853年、イギリス植民地下のインドでアジア初の鉄道が開業した。同書は、鉄道の建設・運営に関する考察を通してインドの近代国家形成と経済発展の過程を多面的に描き出す。制度設計、技術移転、人材育成、社会経済への波及効果に至るまで、鉄道が果たした役割を日本とのかかわりにも触れながら実証的に検証する。
序章ではインドの歴史と交通事情、第一部では東インド会社統治下の黎明期、第二部では独立までの発展過程、第三部では独立後のインド国鉄、第四部では技術・教育・社会経済効果がまとめられ、全体として通史的にインドの鉄道史を把握することができる。
豊富な図表とともに、鉄道を軸にインド近現代史を読み解く同書は、鉄道関係者、国際開発実務者、一般教養層にとっても示唆に富む一冊となっている。

■書名:鉄道から見たインド発展の軌跡 ─世界最大級の路線網をつくった人と技術─
■著者: 高津 俊司
■体裁:A5判・228頁
■定価: 3,080円(税込)
■発行:成山堂書店


