ロマンスカーミュージアムは、2025年10月1日(水)から12月1日(月)まで、企画展「Spirit Express~箱根、富士、その先へ~」を開催する。これは、今年10月1日に小田急車両が御殿場線へ乗り入れを開始して70周年を迎えることを記念して開催するもの。
期間中は、初めて乗り入れを果たしたキハ5000形が掲げた「愛称ヘッドマーク」と、JR東海リニア・鉄道館の協力により、JR東海371系を設計した際の「模型」を当館で初めて展示する。年代ごとの記念乗車券やパンフレット、御殿場線を走る車両のパネル解説等から当時を懐かしむことができ、また、同館2階「ジオラマパーク」で走行を予定しているJR東海371系をはじめ、乗り入れを担った歴代車両の鉄道模型も一堂に展示し、車両の変遷をたどるなど世代を問わず楽しむことができる。
キービジュアル
展示するヘッドマーク
MSEについては、11月2日(日)と3日(月・祝)に実施する特別ツアー「吉久館長と行く!MSEの謎探検隊」で深く掘り下げる。同館に隣接する電車基地内の検査用線路にMSEを留置し、小田急車両の設計を経歴に持つ当館館長が、乗り入れ車両としての特徴などを解説する。検査用線路は、車両の床下をのぞき込める設計となっており、普段は見ることができないアングルから車両を見ることができる。また、行先表示器には懐かしの愛称「あさぎり」や、キハ5000形で使用していた種別「特別準急」などを表示し、車両撮影の時間も設定。加えて、乗務員室では車内アナウンス体験なども用意されており、小学生から体験できる。
さらに、11月1日(土)にはJR東海リニア・鉄道館の館長も訪れ、鉄道開業後に東海道本線を延伸してきた歴史や、東海道本線の一部が御殿場線に変更された背景についての解説がなされるほか、10月11日(土)、12日(日)の両日にRSEのスーパーシートの開館以降での初公開も予定されている。
なお、このほかにも催し物が目白押しとなっている。詳細はプレスリリースを参照のこと。
特急ロマンスカー・MSE(60000形)
ロマンスカー・RSE客室
■開催期間
2025年10月1日(水)~12月1日(月)
■開催場所
1階 ロマンスカーギャラリー
■協力
JR東海 リニア・鉄道館
※入館料のみで観覧可
◆詳しくはこちら(プレスリリースウェブサイト)



