江ノ島電鉄では、 新型車両700形を導入し、2026年度から運用を開始すると発表しました。 新型車両の導入は2006年の500形以来20年ぶりとなり、安全・安心・快適性の向上と環境負荷を低減します。 また、既存の1000形に代わる次世代を担う車両と位置づけ、新形式700形としました。
(プレスリリースより)
◎新型車両「700形」の概要
■開発コンセプト
「日常から非日常まで 想いを紡ぐENODEN」 沿線に暮らす人々と、鎌倉・江の島を訪れる人々、それぞれの想いやときめきを紡ぐ存在となる明るく未来志向の車両を目指します。
■特徴
(1) 安全・安心・快適性の向上 車内防犯カメラ、車両側面カメラ、通話型の非常通報装置を設置します。また、バリアフリー対応や多言語放送のほか、窓には鉄道車両で初めて採用するフィルムを貼付し、飛散防止を図ると共に眩しさを抑え色鮮やかな景色を楽しむことが出来ます。
(2) 環境負荷の低減 VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキにより、既存の1000形抵抗制御車と比較して、消費電力量を約49%低減し、環境負荷低減によるSDGs達成に貢献します。
(3) 前面エクステリア 傾斜した大きな前面ガラスやシャープなアイラインにより未来を見据えた新しいデザインとしています。 併せて前面ガラス拡大により視界を広げ湘南の眺望を意識した車両としました。
(4) インテリア 日常にも非日常にも、美しい海沿いの景色を楽しんでいただけるよう、座っている方の視線が海側を向く座席配置とします。 また、座席や床の色を、鎌倉・江の島をイメージした3つのテーマカラーとし、乗るたびに新たな発見をお届けします。
[江ノ電グリーン] タンコロから歴代車両へと続く伝統色
[江の島ブルー] 美しい海沿いの景色をイメージ
[鎌倉ストーングレー] 古都鎌倉のゆとりや落ち着きを感じさせる色合い
(いずれもプレスリリースより)