富士山麓鉄道は、富士急行線向けにJR東日本の205系を2編成授受し、今年の夏の運行開始を目指して整備を進めることとしている。
鶴見線の205系(画像提供:JR東日本)
このたび新たに導入される2編成は、いずれも鶴見線で運用されていた先頭車化改造車の編成。甲種輸送の日程中に中央線内で大雪が発生し、約15日間に亘って八王子駅にて抑止されていたことから、富士急行線内での営業開始前からファンの注目を集めている存在だ。また、今回の譲渡によって、富士山麓鉄道には計3編成の先頭車化改造車が在籍することになる。富士急6000系といえば205系の原形顔というイメージが強いが、今後は先頭車化改造車の編成が多数派となる見込みだ。