エクステリアイメージ(画像:プレスリリースPDFより)
東武鉄道は、2026年から東上線向けに新型車両90000系を導入する。同社は東上線エリアの人流・物流のルーツが荒川や新河岸川での舟運にあることに着目し、「地域と人と未来をつなぐ わたし舟」をコンセプトにデザインをしたという。外観の特徴は、「逆スラント式」の前面形状。車体の下部から反りあがるような形状をしており、これは高瀬舟から着想を得たものだ。また、側扉の窓は従来車よりも下に長いものとなっており、開放的な車内空間が演出されている。
インテリアイメージ。拡大されたドア窓が目を引くが、全体的には落ち着いたトーンといえそうだ。床面には枯山水をイメージした模様も配されている。(画像:プレスリリースPDFより)
東上線向けに新型車両が導入されるのは2012年の50070型(51077F)以来約15年ぶり。同社の新車導入はここのところ野田線や本線系統がメインだっただけに、東上線ユーザーにとって嬉しいニュースといえそうだ。