デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第66弾として「EF58形 電気機関車 特急『つばめ』」が登場する。
EF58は1946年に製造が始まった電気機関車で、当初はデッキ付き・箱形の質素なデザインだった。よく知られる流線型スタイルの車両が登場したは1952年のことである。
1956年11月、米原~京都間の電化により東海道本線が全線電化。1953年から「つばめ」「はと」の電化区間の牽引機であったEF58であったが、これをきっかけに全区間での牽引機となり、両列車が151系により電車化されるまで活躍した。その際、「つばめ」「はと」に充当されるEF58は、そのほとんどが客車と共に塗装変更され、淡緑色に黄色のアクセントの入る所謂「青大将」スタイルとなった。
同形式は「つばめ」「はと」の151系による電車化まで両列車で活躍。その後はぶどう色、青塗装に変更され、数両がJRに引き継がれた。現在は各地の博物館などで保存されている。
本製品では「つばめ」「はと」に充当されていたころの、「青大将」スタイルの塗装をイメージ。所属・車番は東京機関区所属のEF58 63となっていて、1エンド側には「つばめ」のヘッドマークが掲出されている。EF58の特徴たる3軸を備えた主台車も精密に再現。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)。