JR北海道は3月24日、2022年3月16日に発生した福島県沖地震により脱線し用途廃止となっていたH5系H2編成につき、2025年4月以降教育・訓練用として使用することを発表した。詳細は以下の通り。
▲「H296 ふくろう」の外装
■導入経緯
福島県沖地震の影響により脱線したH5系10両編成(H2編成)のうち、4~7号車を除く6両を、修繕・一部改造のうえ訓練・改造用として活用する。
■使用開始
2025年4月1日から
■愛称名
「H296 ふくろう」
●命名理由
「ふくろう」はアイヌ伝承では里の守り神、ローマ神話では英知の象徴とされ、少しでも幸福が訪れるように縁起の良い、守り神のような存在で知恵や経験を与える森の賢者として活躍するように、との思いで命名された。
■使用箇所
函館新幹線総合車両所構内
※営業線の走行はできない。
■主な使用内容
・運転士、車掌、検修社員やグループ会社社員の教育・訓練
・運転士要請時の現社講習及び技能試験 等
▲2号車にはテーブル、モニターが設置される
▲一部内部の機構が可視化されている部分も
▲左は9号車、右は10号車の車内の様子。一部座席が撤去されているようだ。
▲H296 ふくろうの編成概要。以上、画像はJR北海道公式プレスリリーフPDFより。