デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第65弾として、「EF510-500形 電気機関車 特急『カシオペア』」が発売される。
現在EF510を保有しているのはJR貨物で、貨物列車の牽引機として運用されている。しかし、今回製品化された500番台はJR東日本向けに製造された車両で、用途も旅客列車の牽引だった。当時寝台特急「北斗星」や「カシオペア」で活躍していたEF81の後継として設計され、2009年～10年の間に15両が製造された。このうち13両が「北斗星」塗装を纏っており、このたび製品化された「カシオペア」塗装は2両しか製造されなかった少数派だ。
現在では「北斗星」と「カシオペア」の定期運転終了を受けてJR貨物へと転属し、側面のロゴも消されてしまった500番台だが、本製品では「カシオペア」牽引機時代のEF510-510号機を再現。ちなみに、国鉄民営化後に旅客列車用として製造された機関車はこのEF510形500番台のみとなっており、今回の製品にはレア要素がてんこ盛りになっている。客車と揃ったカラーリングで抜群の編成美を誇った往時の姿を楽しみたい。価格は7,499円（税込）。
